不安型愛着とは?恋愛で不安が強くなる理由と心の仕組み

不安型愛着と恋愛の関係

「好きな人ができると不安でいっぱいになる」
「愛されているはずなのに、安心できない」

こうした恋愛のしんどさには、
**“不安型愛着”**と呼ばれる心の傾向が
関係していることがあります。

これは病気でも、
性格の欠点でもありません。
人とのつながり方のクセのようなものです。

愛着とは「人との距離感の土台」

愛着とは、
「人はどれくらいそばにいてくれる存在か」
という感覚のこと。

幼少期の体験を通して、
無意識の前提として作られます。

・困ったとき助けてもらえたか
・感情を受け止めてもらえたか
・安心して甘えられたか

これらの積み重ねが、
大人になってからの
恋愛の感じ方にも影響します。

不安型愛着の人が持ちやすい前提

不安型愛着の人は、
心のどこかでこう感じています。

「人はいつか離れていく」
「愛は安定していない」

だからこそ、
近づきたい気持ちと同時に、
強い不安が生まれます。

恋愛で起こりやすい心の動き

不安型愛着の人は、
恋愛において次のような反応を示しやすいです。

・相手の反応に一喜一憂する
・連絡が減ると強い不安を感じる
・確認や安心を求めたくなる

これは重いわけでも、
わがままでもありません。

安心を保つための必死な行動なのです。

「好き」と「不安」が同時に強くなる理由

不安型愛着の特徴は、
愛情が深まるほど不安も強まること。

それは、
失うリスクを強く意識してしまうからです。

「大切」=「失ったら耐えられない」
という式が、
心の中で無意識に成り立ってしまいます。

試す行動が関係を不安定にする

不安が高まると、
人は相手の愛を確かめたくなります。

・わざと距離を取る
・不満をぶつける
・不安を過剰に表現する

これらは、
「それでもそばにいてくれるか」
を確認する行動です。

でも皮肉なことに、
この行動が関係を揺らし、
さらに不安を強めてしまいます。

安心型の恋愛が苦手に感じることもある

安定して優しい相手ほど、
「物足りない」「不安になる」
と感じてしまう人もいます。

それは、
不安に慣れてしまった心が、
安心を“異物”のように感じるため。

刺激ではなく安心に慣れるには、
時間が必要です。

不安型愛着は変えられる

大切なのは、
不安型愛着は固定された性質ではない
ということ。

安心できる関係を経験することで、
心の前提は少しずつ書き換えられます。

・不安を感じても見捨てられない
・正直に話しても関係が続く

こうした体験が、
愛着を育て直します。

まずは「不安がある自分」を責めない

不安型愛着の克服は、
不安を消すことではありません。

不安を持ったまま、関係を壊さないこと

それが、
安心に近づく第一歩です。