子どもが成長する過程で、親として悩むのが 思春期と反抗期 の対応です。
「どちらも反抗的だから同じ?」と思いがちですが、実は性質も目的も違います。
正しく理解することで、子どもとの関係をよりスムーズに保つことができます。
思春期とは
思春期は、一般的に 小学校高学年から高校生くらいまでの成長期 を指します。
この時期の子どもは身体的・精神的に急成長し、心や脳の発達も進みます。
特徴
- 身体の変化が大きく、性ホルモンの影響で心も揺れやすい
- 自我が強くなり、「自分とは何か」を考えるようになる
- 社会や他人との関係性を学ぶ時期
- 自立心が芽生え、親への依存度が減る傾向がある
思春期は、反抗心そのものが目的ではありません。
自分の価値観を確立し、独立した人格を形成するための自然なプロセス です。
親としては、口出しばかりせず、見守る姿勢が大切です。
反抗期とは
反抗期は、思春期の中でも 親に対して強く反発する時期 を指します。
日本では小学校高学年や中学生に見られることが多く、思春期と重なることもあります。
特徴
- 「親の言うことを聞きたくない」と明確に主張する
- 小さなことで怒ったり口答えをしたりする
- 自立や自己主張の一環として現れる
- 感情の起伏が大きく、理屈より感情が先に動く
反抗期は、子どもが自分の存在や意見を認めてもらいたいサイン です。
親としては、反発そのものを否定せず、感情を受け止めつつ境界線を守ることがポイントです。
思春期と反抗期の違いを整理
- 範囲の違い
- 思春期:身体・心・社会性の成長全体
- 反抗期:親への反発行動に特化
- 目的の違い
- 思春期:自分の価値観を確立し自立するため
- 反抗期:自分の意見や存在を主張するため
- 対応の違い
- 思春期:見守り、必要なサポートを行う
- 反抗期:感情を受け止めつつ、親としての境界を示す
接し方のポイント
思春期も反抗期も、基本は 共感と見守り が土台です。
- 子どもが話したいときに耳を傾ける
- 感情的にならず、冷静に対応する
- 無理に従わせず、選択肢や自分で決める機会を与える
- 成長の一部として、失敗も受け入れる
こうすることで、反抗的な態度も自然な成長の一部として受け止められ、親子関係を保ちやすくなります。
まとめ
思春期と反抗期は混同されがちですが、性質も目的も異なります。
- 思春期は 自立するための成長期
- 反抗期は 親に対する自己主張の時期
両方を理解し、共感しつつ境界を保つ対応をすることで、親子関係を悪化させずに子どもの成長を支えることができます。

