自分を責めてしまうときは
「自分には、いいところなんて何もない」
そんなふうに思ってしまう日があるのは、あなただけではありません。
誰かと比べて落ち込んでしまったり、うまくいかない現実の中で、自分を責めてしまったり。
心が疲れているとき、人はどうしても“自分の欠けた部分”ばかりに目が向いてしまうものです。
でも、それはあなたが「もっとよくなりたい」と願っている証拠でもあります。
本当に何も感じない人は、そもそも自分を責めたりしません。
痛みを感じるということは、心がちゃんと生きているということ。
だから、どうか今は無理に立ち上がらなくても大丈夫です。
落ち込むことも、あなたが誠実に生きている証ですから。
人と比べるほど見えなくなる“自分らしさ”
私たちはどうしても、他人と比べてしまいます。
「周りはうまくやっているのに、なぜ自分だけ…」
そう思った瞬間、自分の良さはまるで霧の中に隠れてしまうのです。
けれど、本当の「いいところ」は、他人の中にはありません。
あなたの優しさ、気づかい、空気を読んで場を和ませる力。
そのどれもが、派手ではないけれど、誰かの心を静かに支えています。
たとえば、友人が落ち込んでいるときにそっと話を聞いたこと。
家族のために我慢してきたこと。
それらはすべて、あなたの「強さ」であり「良さ」です。
自分で評価しづらいだけで、ちゃんと周りの人は見ています。
“いいところ”は探すより、思い出すもの
「いいところを探そう」とすると、どうしても“特別な才能”を思い浮かべてしまいます。
けれど、あなたが本当に思い出してほしいのは、もっと小さなことです。
誰かに「ありがとう」と言われた瞬間。
誰かの笑顔を見て、自分もうれしくなった瞬間。
それらの記憶こそが、あなたの“いいところ”の証拠です。
人は、誰かを大切に想うたびに優しくなれます。
そして、その優しさを持っているあなたは、すでに「いい人」なのです。
無理に変わらなくても、頑張らなくてもいいんです。
今のあなたのままで、ちゃんと意味があります。
どうかそのことを、少しずつでも信じてあげてくださいね。

