「したいことがわからない」は、悪いことじゃない
「周りは夢を語っているのに、自分には何もない」
「仕事はこなせるけど、心が動かない」
そんなふうに感じたとき、
「自分って何がしたいんだろう?」と不安になりますよね。
でも、まず伝えたいのは――
“したいことがわからない”のは、決してダメなことではないということ。
それは、あなたの感性が鈍っているのではなく、
むしろ“本音に正直になり始めているサイン”なんです。
これまで、周囲に合わせて頑張ってきたあなたの心が、
ようやく「ちょっと立ち止まって、自分を見つめよう」と言っているだけ。
だから今は、焦らずに“心の声を聴く準備期間”だと思ってください。
なぜ、自分のやりたいことがわからなくなるのか
多くの人が「したいことがわからない」と感じる背景には、
次の3つの原因があります。
- 「こうあるべき」という思い込みが強い
「安定した仕事がいい」「親を安心させたい」「失敗はダメ」
そんな“正しさ”に縛られて、自分の本音を見失っていることがあります。 - 他人の人生と比べてしまう
SNSや周りの成功を見て、「自分も何かしなきゃ」と焦る。
でも、それは“憧れ”であって、“本当の願い”とは違うことが多いんです。 - 感情を感じる時間が少ない
忙しい日々の中で、「好き」「楽しい」と感じる余裕がなくなってしまっている。
心が疲れていると、したいことより「とりあえず休みたい」が優先になります。
つまり、やりたいことが見えないときは、“考えすぎ”ている状態。
思考ではなく、“心の感覚”を取り戻すことが大切なんです。
「したいこと」は、考えるより“感じる”ことで見つかる
「自分のやりたいことを見つけよう」と思うと、多くの人は頭で考えます。
けれど、本当に大切なのは“感じる”こと。
次の質問を、静かな時間に自分に聞いてみてください。
- どんなときに時間を忘れて没頭できる?
- どんな話題になると、つい熱く語ってしまう?
- 子どもの頃、好きだったことは?
- もしお金も評価も関係なかったら、何をしてみたい?
この質問の中に、あなたの「本音のヒント」が隠れています。
最初は答えが出なくても大丈夫。
感じる練習を続けていくうちに、少しずつ心の中から“好き”が顔を出してきます。
それが、「やりたいこと」になる種です。
小さく動くことで本音が見えてくる
多くの人が、“完璧な答え”を見つけようとします。
でも実は、やりたいことは行動の中で見つかるんです。
たとえば、
「気になる」と思ったことを、まず体験してみる。
本を読む、体験レッスンに行く、誰かに話を聞く――それだけでも十分です。
行動するうちに、
「思ってたより楽しい」「ちょっと違うかも」など、感情が動き始めます。
この“感情の動き”こそが、やりたいことを見つけるヒントです。
つまり、正解を探すより、感情を観察すること。
やってみないとわからないのが、人生の面白いところです。
「わからない時期」も、ちゃんと意味がある
自分のしたいことがわからない時期は、
心が“再構築”されている時期でもあります。
焦って答えを出そうとせず、
「今は心を整える期間なんだ」と受け止めるだけで、気持ちは楽になります。
やがて、ふとした瞬間に「これかも」と思えるものが見つかります。
その“ひらめき”は、努力ではなく、静けさの中から生まれるもの。
だからこそ、
しんどいときは無理に動かず、
よく眠って、好きな音楽を聴いて、自然の中を歩いてください。
あなたがリラックスしているとき、
本当の“したいこと”は、自然と心の奥から浮かび上がってきます。
自分のしたいことがわからないのは、「人生をよりよく生きたい」と思っている証拠です。
何も見つからない時間は、“何かが芽を出す前の静かな季節”。
焦らず、自分のペースで心を整えていけば、
必ずあなたの中から“これがしたい”という声が聞こえてきます。
その声は、誰かの真似ではなく、あなただけの人生の指針になるでしょう。

